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寝台列車でまるでRPGゲームの世界バラナシへ。

  • 執筆者の写真: Kohei
    Kohei
  • 2018年7月24日
  • 読了時間: 7分

ナマステーション!



ついにあのインドで最もカオスと恐れられるバラナシへ!



インドおもろい出来事ありすぎてなかなか話が進みません。笑






コルカタのメインステーション・ハウラー駅から次の街バラナシまでは列車移動。19時発で翌朝9時到着の夜行列車を予約してある。何気に人生初の夜行列車、わくわくする。



駅につくと駅前からすでに大混雑。駅の中も無数にホームがあり自分たちのホームを見つけるのも一苦労。



次に苦労したのが予約した座席がどこの車両なのか。まだ電車は到着してなかったが、ホームの先の方まで延々と人が並んでる。他の電車を見てもゆうに20車両以上のロングトレイン。人以外にも車横付けで大量の荷物がスタンバイしてる。



どこかインド人には分かる目印があるのかな。とりあえず真ん中の辺りに山を張って、来たらダッシュする作戦にした。


予定時刻を少し遅れて電車は到着した。意外と予想に近いところに自分たちの車両がありラッキー!



今回予約した座席のランクはA3という下から2番目のクラスで、エアコン付き3段ベッドを意味する。ちなみにA2はエアコン2段、SLは扇風機のみ3段である。


3段ベッドが2つ向き合って、6人でひと区画といった感じで区切られている。

通路を挟んで向かい側にはまた別の2段がある。



3段のうちの真ん中のベッドは最初折りたたんであって、寝る時間になるとセッティングするシステムだ。



1段目の人はみんなが座り倒した場所、2段目の人はなかなか夜まで寝床が出来ない、3段目は乗り降り大変でエアコン寒いという、どこを取ってもハードであることは間違いない。



この寝台列車で目指すバラナシまでは14時間の旅。列車が長すぎて最高時速60キロも出ない。新幹線があれば3時間くらいで着きそうやのにな~。



電車の中では時々売り子がくる。食べ物・飲み物、で途中で「カナ!カナ!」と手ぶらでおっちゃんが回ってきたらそれは車内で作った晩御飯いるかー?っていうやつなので、お腹が減ってたら頼むべし。



カナを頼んで2時間くらいしたらカレーセットを持ってきてくれる。ガタンゴトンしてて狭いテーブルの車内には最も不向きな汁系のカレーである。ここでこぼしたりすると1段目の人の寝床は台無しになる。笑



そしてその日のカレーはハズレで、豆カレーと激辛ラー油カレーだった。肉をよこせ肉を!!



食べ終わると同じブロックの現地の方が早々に寝たそうだったので寝床を作って就寝スタイルへ座席をカスタム。


寝るときは結構荷物管理が危ないので、貴重品をしっかり抱いて、その他の荷物はワイヤーで座席に固定しておく方が安全。



12時ごろ消灯し意外と快適に朝まで寝れた。インドの電車に乗るときは事前に”ixigo”というインド鉄道のアプリで現在地が分かるようにしておくと乗り過ごしが回避出来ます。おススメ!



朝起きてアプリを見ると予定よりも1時間ほど遅れてる。ゆっくり支度してると10時頃無事バラナシ駅に到着!快適な移動だった。



駅からは予約してある宿まで3輪タクシーのトゥクトゥクで30分。



ここがおもしろかった。



トゥクトゥクにはメーターなんてものはない。値段は言い値で決まる。

乗る際にしっかりと値段の交渉をしておかないと後で絶対揉めるのがお決まりの流れだ。


その値段交渉。一緒に行動してたケイスケがしてくれるというので任せた。まっすぐで正義感があってアグレッシブなケイスケ。頼むぞ!笑


大体インド人は観光客に対して適正価格の倍ほどの値段でふっかけてくる。事前のネット情報で最安100ルピーほどで行ってくれると分かっていたので100ルピーで交渉開始。


相手は300ルピーだと言う。


やはり倍以上の値段言って来てやがるな。


ゆずらず100ルピーを貫くケイスケ。


200ルピー、そして150ルピーまでは下がったがそこからが下がらない。


負けないケイスケ。


半額ぐらいまできたし良いんじゃないかなと思い始めるおれ。



あまりにまとまらないのでトゥクトゥクドライバー達がなんだなんだと群がってくる。


10人ぐらい集まってきて誰に聞いても150ルピーから変わらない。



そこでケイスケが本気モードに出た。


「この中で100ルピーで行くよって人はいますかー?100ルピーの人手をあげてー!!」と10人のインド人をセリにかけ始めた。笑



誰も手をあげないインド人。



「へいへい!100ルピーハンズアップ!!」



・・・しーん



1人ふざけて「120!」って言って手をあげた若者ドライバーは周りのインド人に怒られる。笑


最後の辺はインド人もむきになって「100ルピーなんかでいけるかよ!そんな金ないなら途中まで歩いてそっから乗れぃ!」「お前はなにもしらない!」「勝手にしろ!」的な文句の嵐。笑



結局どうにも値下がりしないのでこちらが折れて3人で150ルピーで乗ることにした。



さすがのインド人も呆れるほどのケイスケのしぶとさに笑いが止まらんかった!笑

値段交渉を順番に回ってやるのは分かるけどまとめてセリにかけるやつはなかなかいないでしょう。笑



トゥクトゥクを降りて宿までは残り徒歩10分。


その道中がバラナシのカオスっぷりを存分に物語っていた。


まずあちらこちらに牛が出現。地面もゴミと糞だらけ。野良犬・野良ヤギも大量。どこからともなく湧き出てくる悪臭。コルカタとは非にならない量と質。




次は歩いてる途中でプロの物乞いおばあちゃん出現。

次から次へとモンスター現れやがってRPGゲームかよ!



お金をほしいという全力の哀しそうな目と手を差し伸べて、極め付けに「バブー!バブー!」と赤ちゃんのように泣くではないか。バブーおばあちゃんレベル高すぎ。笑



インドで物乞いをしてる人は物乞いというある種の職業。むしろカースト制度が残ってるのであればその仕事しか出来ない。可愛そうだからと全ての人にお金を配って歩いてるといくらあっても足りない。


このおばあちゃんはこの歳まで元気に生きてるし肉付きも悪くないしなによりプロとしてのテクニックを持ってるのでお金はあげずにスルーしました。


本当に困ってそうな子供にはあげるようにしてます。いましたが、物乞いに対する考え方も旅を続けていく中で徐々に変わりました。今はよっぽどでない限りあげません。彼らは感謝をしらない、あくまで仕事。こちら側も仕事をして得た金で旅をしている。富の分配を考えるのは国の仕事だ。貧困で苦しんで餓死していく子どもたち・・・みたいな人たちではなかった。インドの物乞いは。物乞いとの接し方は個人で考える必要があるかな。



さて宿への続き!



宿への最後100メートルほどの道は人がギリ行き違えるほどの小道で迷路状態。その細い道の至るところに糞があり回避しながら歩きつつ、牛が二頭並んでるともう完全にゲームオーバーで通行止めになる。本当に信じられないかもしれませんが牛が道を塞いじゃって通れないんです。笑(いい写真撮れてないなぁ)



もしもその状況に出くわした場合は地元の人と同じように牛のケツをペチペチ叩きながらおっきい声で「へーい!へーい!」と言えば牛はのっそりどいてくれる。笑



意外と簡単!



ヒンドゥー教徒にとって牛は非常に神聖で神様と同じなのに、有事の時には叩いても良いみたい。笑


そんなルール難解すぎるわ!



はい、これでやっと宿に到着。

宿はサンタナバラナシ。コルカタで泊まってた宿の系列でここも日本人宿。




到着までに色んなイベントありすぎて処理しきれてないけど、とにかく腹ペコだったので荷物を置いてランチへGO。


さすがに毎食インド料理疲れたという意見で満場一致し、少し遠いけどバラナシ唯一のマクドへ!

今度はサイクルリキシャーっていう3輪自転車のタクシーに乗ってみた。


ってか今思うとマクド食うのにタクシーとかどんな不便!笑



適当に目が合ったサイクルリキシャーのおっちゃんに値段聞くと25ルピーでOKってことで安いし即決。大人3人乗せて必死で立ちこぎする姿見てたらなんか申し訳なくなってきて、もう少しあげよか~とか話し合ってたら到着。



25ルピーやんな?って渡すと・・・



1人50ルピーじゃ!とオヤジが豹変してキレ出したのでケンカ別れになった。6倍の値段!!どんだけぼったくる気やねん!思ったよりきつかったんやろうな。しらんけど!笑



インドのマクドはノービーフ・ノーポーク・オンリーチキン。

普通にうまかった。



その日の夜はガンジス川のマニカルニカーガートで毎日行われるプジャーという儀式を見に行った。宿の誰かがお祭り!って言ってたからお祭り気分でいったらガッツリ儀式で肩透かしを食らった。ほんで強制的におでこに赤いやつ塗られた。。


後でお金請求されたけど急いで拭き取ってなかったことにした。笑

怪しいと思ったけどやっぱり。この国にタダなんてものはない。こんな強制的なトラップでお金取られんの絶対イヤや。



そんなこんなでくたびれるほど濃厚なバラナシ初日を体感し大満足。


翌日は早朝からガンジスボートツアーのため早めの就寝。



続きは次回!




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更新が少なすぎるのと、ポイント加算エラーが直らないため。


いつもリターンしてくださってた方々本当にありがとうございます。いつも確認してました。

また再開出来そうなら再開しようと思います。

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Kohei Yuri

1988年生まれ / 京都
趣味はつりとごるふとびーる。あとワクワクすること。​

​この旅を通じて”自分らしさ”を見つけ、

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