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インドの秘境 ヌブラ渓谷・パンガン湖

  • 執筆者の写真: Kohei
    Kohei
  • 2018年9月9日
  • 読了時間: 6分


僕は今大きな山奥の小さな村にいる。



ヒマラヤ山脈にほど近い場所。



ここに辿り着くまでに飛び跳ねるようなガタガタの道をズンズン進んできた。



標高5600mの峠も車で越えてきた。




ここはどこ。



すごいところに来てしまいました。。笑



今日はネットでは「世界の果て」と揶揄されるほどの秘境、インド北部ラダック地方の端っこ、ヌブラ渓谷とパンガン湖ツアーの様子をお届けします。



レーからの観光で最もポピュラーなのがこのヌブラ渓谷とパンガン湖。

ポピュラーとは言うものの、レー・ヌブラ・パンガンはそれぞれ車で5時間以上離れている。

ヌブラの先はパキスタン、パンガンの先は中国が目の前に迫っているようなインドの端っこ。



秘境ということもあって、車の道中も穏やかではない。時速5キロほどしかスピードが出せないような未舗装の道を進んだり、小川をそのまま越えたり、はたまた車で通れる世界最標高の峠を越えたり、とにかく道のりはアドベンチャー。



当然ネットは全く届かないので車中はてんでやることがない。見飽きるほどの絶景を眺めながらの奥田民生のイージューライダーが最高に響いた。


カレンダーも目的地も~テレビもましてやビデオなんて~いりませんのんのん僕ら~退屈ならそれもまたぐ~~♪


最高なロケーションに必要なものはそんなに多くない。




ここが車で通れる世界一の峠。



18380フィート!だいたい5600メートル!


後ろの山には残雪も!




ちなみに帰りに通ったここが世界二位、17688フィート。



二位の方が立派やないか。



この峠がそれぞれ休憩スポットになってて、だいたいの人はチャイをしばいてひと息入れる。山頂でしばくチャイうまい。



途中ナゾの巨大仏像が山の中から現れて立ち寄った。



軍人も写真撮影に夢中になるほどのスポットのよう。



神々しく撮ってみる。




ふくちゃんと2人のツアーだったからずいぶん写真撮影遊びしたなぁー!




そして昼過ぎ、1日目の目的地のヌブラ渓谷に到着。日中は暑いので宿で休憩してから夕方観光スポットへ。


ドライバー兼ガイドのレグゼンが、ここはキャメルライドの場所だから存分に乗ってきな!と言うので向かってみると・・・



ラクダ多すぎ!!笑



近づいたら迫力がすごい。



意外とかわいい顔しとる。笑



こぶがふたつあるフタコブラクダはアジア中心に生息してるらしい。



早速キャメルライドをするためにチケットカウンターへ。まさか砂漠じゃなくて山奥で乗ることになるとは。


15分200ルピー(約300円)とお得なインド価格!




と、ここでまさかのハプニング!!



係員の指示通り座ってるラクダにふくちゃんが跨った瞬間、周りのラクダが暴れ出して、跨ったラクダもつられて暴走!


乗ってたふくちゃんは振り払われて背中から地面に落下!



落馬!・・・じゃなくて落ラクダ!!笑



幸い大きなケガなく助かったけどまさか目の前でラクラクダするとは。。



僕らの後ろに乗るの待ってる人50人近くいたけどみんな「まじかよ・・・」って顔してた。笑

暴走ラクダちゃんは当然係員の人にチェンジ!させられて、気を取り直してライドオーン!



楽しい!


そしてなんか不思議な感じ!


ほんで前後上下に結構揺れるから乗りこなすのん難しい。



絶景の中でのキャメルライド満喫した!




帰り道、ラクラクダした厄払いをするかのようにチベット仏教の鐘を回すふくちゃん。



いま改めて見ると時計回しじゃないとあかんのに逆に回してるからきっと効果なしやな。笑


この鐘を回すと一回お経を唱えたのと同じ効果があるらしく、チベットの人は通りがかりにぐんぐん回していく。




その後宿に戻ったがしばらく電気もお湯も一切きてなかったので本当にやることがなかった。停電とかお湯が止まるとかもう当たり前に受け入れられるようになってきた。笑

それもまたぐぅ~♪





次の日、楽しみにしてたパンガン湖に向けてまた車が走り出す。

変わらず悪路をひたすら5時間進む。


途中幻想的な砂漠地帯があったり



透きとおった川があったり



エンドレスで車内で流れるチベットの歌もいつしか歌えるようになったり。笑



そしてついに到着!



ここがインドの山奥にあるパンガン湖。






めっちゃきれい!


山の茶色感と湖と空の青感が絶妙!



近づいてみると水はこんなにも澄んだ透明やのに



太陽の陽が当たると青く見える。


不思議。



インドの映画の撮影地になったようでインド人にとっても大人気スポットになってるみたい。



歩いたり写真撮ったりひとしきりパンガン湖を満喫し本日の宿へ。

部屋の窓からパンガン湖が眺められるコテージみたいなステキな宿だった。



この夜も変わらずカレー。



豆カレーと野菜カレーの組み回せはヘルシーすぎてよくないぞ!笑





シャワーはホットシャワーと聞いてたけど、出てくるのは水。



「またこのパターンか」



と思ったが、こんな寒い場所でしかも夜に水シャワーは修行。。



宿の人に聞いてみると、

「ホットシャワーが必要なのか?それなら持っていく!うちの宿はバケツシステムだ!」



なに?バケツシステムだと!?


あの伝説の・・・




いや、聞いたことないわそんなシステム!笑




説明しよう。

バケツシステムとは、熱々のお湯をバケツに入れ、それをシャワーから出てくる水で割りながら使うという画期的なシステムである。




このバケツが熱々のお湯入れ。ダチョウ倶楽部も入れないほどの熱さ。



横の湯おけみたいなんの中でお湯と水を割って良い案配で体に浴びせる。


んー、風流があっていい!


とはならず、熱すぎたり寒かったりなかなかむずかった!



ちなみにお湯はこの見慣れないマシーン?で日中の太陽光によって水を温める。



電気を使わないんだからこれまたすごい。



いろんなことにいちいち関心したり不自由を感じたり。それもまた旅の醍醐味、グッドでしょう。きっとこんな生活をしてる人はたくさんいるしむしろ贅沢なのかもしれない。

自由な国に生まれたからこそ知らない、生活の知恵が世界にはたくさんある。



その夜、僕らは星を見るために起きて宿の屋根の上に登った。

元々電気がほとんど来ない上に寝静まった村には明かりが2つしかなかった。


空中に広がる満天の星空。

流れ星もいくつもみた。

ただただ口を開けて星を眺めてるだけで心が穏やかになった。




iPhoneでは



何も映らなかった。笑


星空のすごさを伝えるのはむずかしい。




翌朝、今度は朝日の登るパンガン湖が見たい!と数時間でまた起きて湖のほとりに向かった。


青い湖に赤い朝日が差したらどんなにキレイだろう。


わくわくしながらカメラを構えて待つ。



・・・



気づいたら空は普通に明るくなった。



寝てたわけじゃない。

曇ってもない。



東の山が高すぎて朝日出ず!!


これはやられたぜ。早起き損だぜ。


そして太陽の光がささないとこの湖はちっとも青くないぜ。



陽の上がりきったパンガン湖は昨日と変わらずきれいで、その様子を眺めながら車に乗り込んで悪路を5時間帰路に着く。




世界の果ての絶景。


見る価値あり、オススメです!!




Trip date : 2018.7.7-9

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Kohei Yuri

1988年生まれ / 京都
趣味はつりとごるふとびーる。あとワクワクすること。​

​この旅を通じて”自分らしさ”を見つけ、

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