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ブータン国境の街ジャイガオンからバングラディシュのダッカまで陸路移動

  • 執筆者の写真: Kohei
    Kohei
  • 2018年10月2日
  • 読了時間: 7分



今日は大移動の日。

朝出発して次の日の朝到着のバス移動。バスは3台乗り継いでいく予定。



ブータン国境の街・インドのジャイガオンからまずマイナグリまで3時間、そこから次はバングラとの国境街のチャングラバンダまで1時間、徒歩で出入国手続きを済ませ、バングラの国境街ブリマリからダッカまで夜行バスというスケジュール。



このルートの行き方がGoogleでどれだけ検索してもヒットしない。。



行ってる人が少ないってのはたぶんあんまり効率的なルートじゃないんだろうなー!


バングラからジャイガオンに来る逆のパターンのブログはいくつかはヒットするも古いので完全には参考に出来ない。



情報がないならとにかくやってみるしかない!想定よりもお金がかかっても仕方がない!

ということで何とか行ってみた記録を残しておきますのでどなたかの参考になれば幸いです。



ジャイガオン→マイナグリのバスは1日5本ほど出てる。5:30・8:00・8:30あとは午後だったと思う。


チャングラバンダまでのダイレクトバスがあるって言う人とないって言う人両方いたけど、バスステーションではないと言ってたのでなさそうだ。



バスステーションはブータンボーダーの辺りから南にまっすぐの道を1~2キロほど南に行った左手にある。maps meでもバスステーションとして登録されてます。

そのバスの最終終着駅はシリグリなのでそのバスを聞いて乗れば大丈夫。値段は72ルピーでした。



8:00のバスに乗ったら最初は客もまばらやったけどあとから続々乗ってきて、イスも結構幅狭いので体力消耗される系バスです。



マイナグリは到着した場所がバスステーションではなく普通の道端でした。ここまでのバスで結構疲れたので次のバスを探す元気がなく、声をかけてきたトゥクトゥクに乗ってしまった。チャングラバンダまで300ルピー。うむ、安心はお金で買おう!笑



チャングラバンダまでの道は田んぼや茶畑などのどかな景色が続いて癒される。


馬力のないトゥクトゥクだったので20キロの距離を1時間かかった。時速20キロ。原付より遅い。



着くとすぐに若めのインドっぽくない顔の人が寄ってきて、


「バングラ行くならおれに着いてこい!パスポート見せて!」


と言ってきた。いいやつそうやけど何で君にパスポート見せる必要があるんだ。



「え、君はイミグレーションスタッフなん?」


「イエス!イエス!」



絶対ちゃうやん。Tシャツアディダスやん。



「オッケー、パスポートは見せへんけどとりあえずついてくわ!」


言われるがままついていくと、インド側のイミグレの前へ。制服着たおじさんがいるので間違いない。



「ビザ持ってないならアライバルビザになるから出来るかどうかバングラディシュ側の人とこの電話で話してみてくれ」

と言っていきなり電話を渡された。



バングラの人は丁寧で分かりやすい英語を使って滞在日数や目的を聞いてくれた。最後に

「ビザ代で51ドルかかるけどアメリカドルもってるよね?」

と言われ焦る。



え、日本人はビザ代無料って聞いてきたんですけど…!



「日本人は無料でビザ取れるって聞いてるんですけど払わないといけないんですか?」


「いや~無料ってことはないと思うんだけど、ま、とりあえず一旦バングラ側に来て!よろしく!」ガチャ!



電話終わったらインド側のおっちゃんが「なんて言ってた?」って聞いてきて

「いやなんかとりあえず来てって言ってました。日本人ビザ無料じゃないんですかね?」


「その情報はどこで聞いたの?」


「ネットで見たんですけど…」


「ま、じゃあとりあえずバングラの方行こうか!」


と軽い感じでバングラ側に行ってみることになった。笑



バングラ側にはかっちりした制服のおっちゃんが待っててくれて、ナイストゥーミーチュー!なんて言いながらかたい握手を交わした。



「ビザ代は日本人もかかるんだ。この間来た2人の日本人も51ドルずつ払って行ったよ」



ぬぬぬ、そこまで言われたらもう返す言葉がない!



「オッケー、そしたら払うからアメリカドルあるか確認しますね」


念のためのアメリカドル持ってて良かった。



その後は話がスムーズに進み、入国出来るように手続きを進めてくれた。



なんかここの国境はインド側もバングラ側も色んなところで色んなチェックがいるみたいで何ヶ所もの部屋に行ったり来たり案内されたけど、部屋ごとに「座ってリラックスしてくれていいよ!」と優しくしてくれた。



日本人がこの国境からバングラ側に入るのは珍しいみたいで、そこら中でジャパニー!ジャパニー!と言ってた。



結局1時間ほどかかってようやく全ての手続きが終了。



バングラ側でずっと案内してくれてたヒゲのおっちゃんは実はバス会社の人みたいで、その後のダッカ行きのバスの確保まで全部やってくれた。お駄賃で100タカちょーだいと言われたけど妥当なほど手伝ってくれたので渡した。


全然英語話せないのに色んな人に助けてもらって本当に助かったなぁ。まともに聞き取ってまともに返せるようにはならないと。



後からネットでブログサーチしてると、1年くらい前に同じルートで入国断られた人がいた。

んー入国は出来たけどあんまりメジャーじゃないとこなんやなぁ。



そしてコルカタ方面から行く陸路入国だとアライバルのお金はかからないみたい。


なんか統一してほしいな、その辺。



ま、とにもかくにもバングラ入国完了!



この旅5ヶ国目!通算17ヶ国目!



バングラ側の街の名前はブリマリ。


イミグレから徒歩で行けるバスステーションからダッカまでの夜行バスが出てる。

AC付きで800タカ。ACなしは650タカぐらいだったはず。さすがにエアコン付きを選んだ。



出発は18時頃。4時間ほどあったのでご飯食べたり近くをウロウロしたりして時間をつぶした。


ご飯はバングラでも変わらずカレー。



味はインドと変わらないけど、ご飯の量がバングラはとにかく多い!そしてなくなりかけたら補充しにおばちゃんが近付いてくるのを全力でストップしなければならない。笑



お米大好きバングラ人。



バスの出発の時間が近づいてきた。

バスの添乗員?になるのか分からないけど、チケットの購入手続きとバスの説明をしてくれた。彼の名はグラマゾン。英語があまり出来ない僕をずっと気にしてくれてた。



「バスは途中でトイレ休憩とかご飯休憩で止まるけど、絶対にこのバスからはぐれないようにな!もしなんかあったらこの電話番号がおれだからかけるんだ」



アツく話してくれてたからオッケーって言ったけど、バングラではSIMないから携帯繋がらないんです僕・・・



これは絶対にはぐれないことだな!



そこからバスはスタート。早ければ朝の8時に着くけど、混み具合で何時になるか分からないとのこと。


思ったよりイスもフカフカで首が休めるタイプの形状だったので何時間でもどんとこい!


途中3回ほど休憩で止まった。外は暗いしバスも移動したりする。



これははぐれるぞ。。。



そう直感で分かったのでトイレもご飯も一切行かないことにした。水も最低限しか飲まない。はぐれるぐらいなら何もかもガマンだ!笑



バスはエアコン付きが逆手となったか、長袖長ズボンでもキンキンに冷えるほどの冷え具合。さすがのバングラ人ですら凍えてたので上着を貸してあげたぐらい。

エアコン効かすことがサービスと勘違いしてるな、これは。



寒すぎてあんまり眠れない夜だった。

こうして結局ダッカに着いたのは11時。ブリマリから17時間で到着した。



長かった~!



ハラヘッタ~!



バスが到着したのはダッカの中心辺りで、予約していた宿はそこから20キロほど離れたところ。



もう疲れと空腹でフラフラだったので、降りた瞬間にいたトゥクトゥクに乗ることにした。

もういくらでも良かったけど一応いつも通り乗る前に値段と時間を聞くと、500タカで2時間かかると言う。



ん?なんて?



疲れで聞き間違えたかな。


「500タカで2時間って言った?」



「イエス!」



正気かこのドライバー!!!笑



夜行バス800タカやのにこの近距離500タカなん?



ほんで20キロの距離2時間って、時速10キロやん。チャリのスピードやん。



さすがに言ってることがナゾすぎて、まだ近くにいた夜行バスのグラマゾンに「このドライバーの言ってることほんまに合ってる?」って聞いたら渋そうな顔で「合ってるよ」と言われた。



まじか。。。



お金よりもここから2時間の体力残ってないよ。。



どうやらバングラは渋滞がひどく、距離と時間は比例しないようだ。

どうしようもないのでもうそのトゥクトゥクに乗り込んだ。


インドと違ってバングラのトゥクトゥクは座席の全面が金網で覆われている刑務所スタイル。そんな危ないん?



結局1時間半ちょっとで宿の近くに着いた。街中が大渋滞だった。



そこから次は荷物を担いで宿探し。住所は分かるけどネットが繋がらないので宿の正確な位置が分からない。色んな人に聞いてもたどり着かない。。



結局30分ほど歩き回って予約していた日本人宿あじさいを見つけることが出来た。



インドのジャイガオンを出発して実に30時間。試練満載の大移動だった。



おつかれ自分!笑



今回の宿、あじさいは違うフロアで日本食レストランを経営している。ヘロヘロで何か食べさせてほしいとお願いすると、本格的な照り焼きチキン弁当を出してくれて泣きそうになった。うますぎる。。泣



こうして長旅の疲れを照り焼きチキン弁当で少し癒すことに成功し、バングラでの旅がスタートした。



Trip date : 2018.7.17-18

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Kohei Yuri

1988年生まれ / 京都
趣味はつりとごるふとびーる。あとワクワクすること。​

​この旅を通じて”自分らしさ”を見つけ、

​このサイトを通じて”ハッピー”を創り出していきたい。

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