バックパッカーでは有名なブータン裏口入国してみた
- Kohei
- 2018年10月1日
- 読了時間: 4分
今回は大層なタイトルで書いていきますよ!
旅人でブータンに行く人は意外と少ない。世界一周するバックパッカーも大体スルーする国だ。
なぜかと言うと、ブータンは半鎖国状態で、ビザを取得後、滞在期間中は毎日200ドル消費しないといけないという特殊な国の観光政策を取っている。単純計算で1日2万も使うなんてなかなか手が出ないのがみんなが行かない理由である。
でもせっかく近くにいるんだから行ってみたい。世界一幸せな国と名高いブータンに立ち入ってみたい。
その夢が叶う裏ワザ的な入国方法がバックパッカー内で出回ってたので実際に行ってみました!
その密入国場所はインドとの国境の街。インド側はジャイガオン 、ブータン側はプンツォリンという街。
ここは地元に住む人々がパスポートチェックなしで日々自由に行き来出来るゲートが設けられている。狭い範囲だがブータンのプンツォリンの街に入り込めるのだ。
遠くまで行きすぎると次の本格的なチェックポイントがあるのであくまで限られた範囲のみ。
そして、誰でも行き来出来る訳ではない。地元の人だけというのがポイント。インド人とブータン人はOK。そして違和感なくブータン人の顔に似てる日本人もスルー出来るというのだ。
なんてギリギリの作戦なんだ…笑
と笑いが出てくるが実際に何人もの日本人がこれをクリアしている。
そしてわずかな日本人は止められてしまっている。
さらにその中でもさらにわずかな方がやりすぎて罰金を取られている。笑
なんとしてでもクリアするためにあらゆる情報をかき集めた。ブログ、日本人宿の情報ノート。
いくつか共通の注意点が分かった。
早朝と夜はチェックが厳しい。
現地の人に近い服装を選べ。
キャップはダメ。
長すぎるヒゲもダメ。
金髪もダメ。
大きな荷物もNG。
・・・
なんかいけそうな気がしてきた!
決戦前夜。3ヶ月蓄えたヒゲをすべてそり落とし、荷物は宿に預け、長ズボンと地味なポロシャツを準備した。
準備万端。あとは何食わぬ顔でインド人にピタッとひっついて歩いていくだけだ!笑
徒歩でのゲートは、車両用ゲートの西側の小道を入ってすぐ右に曲がったところ。

ゲートには監視員がいて、ごく稀にボディチェックされている人がいる。
見てるとどんどんと人は歩いて入っていってるので紛れたら全然勢いで大丈夫な感じがする。
そして、
何食わぬ顔で、インド人にひっつき、すすすっと歩いて行くと何の問題もなく入国成功!!
入れた!ブータン!入れたよ!

どんな顔してんねん。
4~5年前からこの入国は知られてるみたいやけど、2018年7月現在でもまだ大丈夫だということが証明出来ました。
プンツォリンはすごく小さい街。2時間もあれば大体は見て回れる。
楽しみ方は、まずインドとの違いを感じる。柵ひとつ越えただけなのに、街はゴミが落ちてなくキレイ、人のマナーがある、静か。それだけで嬉しくなる。
ブータン側

ブータン側から見たインド側

牛がこっち来いよと呼んでいる。。。
あとはレストランがたくさんあるのでブータン料理を食べたり、お酒もブータンビールが100円程度で飲める。酒屋もたくさんあるのでお酒を買って帰るのも可。インドでは禁じられてる牛肉・豚肉も食べ放題!笑

豚肉のパー
ブータン料理は基本唐辛子が一緒に入ってるけど、食べなければちょうどいい辛さ。
ビールは一応他のお客さんの宗教考えてマグカップでの提供。

街の真ん中には公園があって、ちょっとしたお寺も横にあるのでそこでゆったり過ごすのもいい。

お寺の中ではチベット仏教のマニ車を皆さんくるくる回してる。
ちょっと奥まで歩いていくと川が流れてたり、バスステーションがあったり。
たぶんこのバスステーションの辺りが歩いていける限界の場所かも。

お金はインドルピーが等価でそのまま使えて、お釣りはインドルピーかブータンニュルタムのどちらかで返ってくる。どっちで返ってくるかはランダムなのでお楽しみ。

帰りはこのEXITゲートからインドに戻る。

そんな感じでたった数時間の滞在でも肌でブータンという国を感じれて来た価値があったなぁと思う。
もっとブータンについて知るにはしっかりビザ取って飛行機で行くべきなんだろうけど、またいつか行きたいと思える国だった。
※いつまでこの方法でブータンをプチ体験出来るか分かりませんので行かれる方は自己責任にてお願いします。
行くまでの道のりもそんなに簡単ではない場所なので。
今回僕はネパールから陸路でブータンまで行きました。
行き方はひとつ前の記事をご参考に。
Trip date : 2018.7.16
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