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バングラデシュで大ゲンカ

  • 執筆者の写真: Kohei
    Kohei
  • 2018年10月7日
  • 読了時間: 5分


インド・ジャイガオンから30時間かけてバングラデシュの首都ダッカにくたくたになりながら辿り着いた続きからお届けします。



全体力を使いきるとはこのこと。もうその日は外に出る元気もなくシャワーに入り、洗濯をしただけで後は宿のベッドに横たわっていた。



気付けば夜。あぁ、なにもしなくてもお腹は減る。どこかでご飯食べないと。とは思うも外に出て散策する元気もないので、宿と同じ建物内の同経営の日本食ながさきで食べることにした。今日宿に辿り着いてすぐにお弁当を食べさせてもらった場所だ。



ここで素敵な出会いがあった。


というか最終的にトラブルになった。笑


思い出深いので書いておくことにする。




カツ丼を頼んで席で待ってると、隣の席に日本人らしきおじさまがいる。ひとりで2リットルぐらいのウイスキーボトルを傍らにおつまみ的なものを食べている。旅人感がないこのおじさま、雰囲気的にバングラのこと詳しそうだし話聞けそうと思い話しかけてみた。



「日本の方ですか?」


「おーそうだよ。こっちで働いててよくここに飲みにくるんだよ」


「良かったら君、こっちのテーブルで飲もう、な!」



と予想外の早さで一緒に飲む流れになった。笑



なにやら、もう一人飲み仲間がこの後来るらしく、3人で楽しくやろうという話になった。ほどなくしてもう一人の方が来られた。話ぶりをみるに最初のおじさまが何かの会社の社長、もう一人の方が取引のある別会社の方で仲が良く飲み仲間みたいな感じ。その方はおじさまよりは少し若いので兄貴って感じの雰囲気の方だ。



二人はよく一緒に飲むみたいなので少し近況の話が終わった後は、もっぱら僕の旅の話題になった。仕事を辞めて旅に出始めたことやこれからのことなどなど。


するとおじさまが話し始めた。



「おれも昔旅しててな、いろいろあってインドで7ヵ月ホームレスをしてたことがある。」



え、インドでホームレス??



フレーズにインパクトありすぎ!!



どういうことですか??笑



「インドでお金がなくなったからその辺の海沿いで暮らしてた。たまに日本人見つけたら案内なんかして一緒にご飯連れてってもらって食べてた。パスポートだけはなくなったらいかんから、1メートルほど地面掘って埋めて隠してたんだよ」



なんちゅうバケモンと出会ってしまったんだ。。。



「7ヵ月ぐらい経った頃ふともうそろそろ日本帰りたいなって思った時に、その日知り合ったばかりの日本人になんとなくお金貸してって言ったら、その人本当に貸してくれてそれで日本に帰ったんだ」



おじさま!エピソードが過激すぎるっす!!!



その後おじさまは日本で起業して稼いで、飽きたから中国でまた起業、そして今はバングラにいるというのだ。こんなにもバイタリティのすごい人もいるんだなぁ。到底こんなブットンだエピソードの旅話なんて作れそうにもないなと思った。




もう一人の兄貴はもう20年以上も海外赴任で働いてる。まだ発展してない頃の中国の開拓をされ、今はバングラの開拓に挑戦中のすごいアツい方だ。旅は良いし応援するけど、出来るなら国ごとに比べられるような何か決めてみていく方がええぞ、応援するぞ!とアドバイスもくださった。



皆さんそれぞれの話をしながら楽しくお酒を飲んでいた。



途中までは。。。





気付いたら二人はケンカ口調になっていた。


兄貴「この子は仕事を辞める決心をしてまで旅に魅力を感じて、いろんな国を自分で見ようとしてる。立派なんだから誉めてあげたらいいじゃないですか社長!」


おじさま「いや、そんな甘い考えでいろんな国ふらふらしてても意味ないしあかん。ちゃんとせぇ。いっそインドでホームレスせぇ!」



ケンカの原因は僕を誉めるか誉めないか。



マジでどっちでもいいからケンカ止めて!!笑




最初は笑って聞いてたけど、だんだんインドでホームレスなんかなんでせなあかんねん!なんでそれで怒られてるねんって腹立ってきてしまって、笑わんくなったらもう二人は止まらんくなって大ゲンカ開始。。



話題は最終的に変わり、「あんたはいつもそうだ」vs「お前は生意気だ」の延々ラリーが3時間。



気付けば朝5時。話は収束しなかったけど終わるまで見届けてその日は寝ることにした。良い話いっぱい聞けたけど、なんかある意味自分が入っていったせいでケンカの火種になってしまって申し訳ない気持ちになった。今後もお二人が仲良くやってますように。。




起きたのは昼過ぎ。そりゃ昨日5時まで飲んでたもんなぁ。この時間からだとあんまり動く気がなくなるなとまったりしてると貸し切り状態だったドミトリーに一人の日本人がチェックインしてきた。



同い年のユウくん。会った瞬間気が合うなって分かるタイプの人。一緒に遅めの昼ご飯を近くの地元レストランに食べに行った後、宿近辺を街ブラした。



お昼ご飯はバングラでも変わらずカレーがメイン。


味はちょっと辛いけど美味い。


しかしこの量のカレーに対して、ご飯がこの量。


食べ終わりかけたらさらにご飯を追加で盛ってこようとする(無料)

バングラの人のご飯好き加減には驚くばかり。



ちなみに現地の人はみんなスプーンではなく、右手でご飯とカレーを混ぜて美味しそうに食べている。あれの方が美味しいんだろうけど、なかなかマネするのはハードルが高い。美味しいとかの前に指が熱そうやし。笑



話をしてるとユウくんも長期ひとり旅に出てて、自分で旅の様子をカメラで動画撮影をしてYoutubeにアップしているらしい。



いやそれYoutuberやん!すご!



と思わず興奮してしまった。笑



そんなユウくんと翌日も一緒に市内観光しようと約束し、その晩は胃安めにバーガーキングを食べて寝た。久々のバーキンうまい。笑



翌日の市内観光。やっぱり二人だとおもしろい出来事が起こる。


書きたいエピソード盛りだくさんで長くなるので次回に続く。




Trip date : 2018.7.18-19

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Kohei Yuri

1988年生まれ / 京都
趣味はつりとごるふとびーる。あとワクワクすること。​

​この旅を通じて”自分らしさ”を見つけ、

​このサイトを通じて”ハッピー”を創り出していきたい。

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