世界のどこかで
- Kohei
- 2018年6月22日
- 読了時間: 1分
夜の街からの帰りすがら、ひとりで一杯バーで飲むか迷った。
フラフラ店を見て回ったあげく、明日も早いし帰るかと駅に向けて歩を進めた。
賑やかな通りの最後の店から生バンドの演奏が聞こえてきた。馴染みのある歌だった。
オアシスのSupersonic。
聞こえる音も最高だった。飲むか。
ここ数年オアシスを聴いた覚えがない。そういう気分の日がなかったからだ。
今日は違う。全力で染み込んでくる。
3曲目のWonderwallは鳥肌が立った。
演奏しているバンドの名前はTHE NOWHERE MAN。
そうだ。捨てるもんは捨ててきた。どこにも居場所なんてなくても大丈夫。そんな気持ちも必要だ。
どこにも居場所がなければ、どこだって居場所になる。
何者でもなければ何にでもなれる。
なんか思い出した気がした。
ありがとう、NOWHERE MAN。
今日の君たちはNOW HERE MANだった。
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